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【泣けるおすすめアニメ感想】劇場版 夏目友人帳~うつせみに結ぶ~ 妖の優しさと渋谷の様子を比べたらどちらが物ノ怪なのか分からない

こんにちは。

 

先日、劇場版 夏目友人帳~うつせみに結ぶ~を観に行ってきました。
とってもとっても良かったので感想を書きます。

上の画像の少年が主役の夏目くんです。

劇場版 夏目友人帳~うつせみに結ぶ~ ネタバレだけど面白さは全く損なわれない(たぶん)感想

100分を超える大作です。
映画館では上映時間は120分となってました。ちょっと予告や宣伝が長かった気がします。

お話の筋を交えながらつらつらと感想です。

それはとある日の帰り道。
いつものように友達との帰り道。

夏目くんは妖(あやかし)の影に気が付きます。
友達と別れその影ををまこうとするのですが

なんと別の妖怪に捕まってしまいます。

 

作品冒頭にゲスト声優のお笑い芸人バイキング登場!

この妖怪達こそ今回の目玉!(うそ)のお笑い芸人のバイキングのお二人が担当している妖怪。
劇場版に特別なゲストとか設定はあんまり好きではない筆者ですが
バイキングは好きなので!
ちょっと楽しみにしていましたがいきなり出てきた!
どっちがどっちの妖怪を担当したかは書きませんが西村さんの方がお上手だった気がします。
しかし、小峠さんの方も何と言うかたどたどしく喋る感じが素人のような気もするのですが
その実、むしろその喋り方こそ妖怪そのものではないか!と感じました。

お笑いのシーンでは無いのですが妖と言うただただ怖いだけでは無く
独特のコミカルさが存分に味わえるシーンでした。

ここで出会った「もんもんぼう」と言う妖はゲストのバイキングの為ではなく
ちゃんと物語の一つの伏線となっていくのです。

もんもんぼうは昔夏目の祖母のレイコさんから勝負を挑まれて負けてしまい名を奪われた妖なのです。

そうです夏目友人帳のファンの方ならご存知の展開ですね。

そしていつもどおりこの妖に夏目は名前を返してあげるのです。

妖に、もんもんぼうに名を返すとき・・
夏目の心に妖とレイコとの記憶が流れ込んできます・・これも名を返すときの現象です。

レイコもまたいつも一人ぼっちでした。
そんな寂しさを忘れようとするかのように
妖怪を見つけては勝負を挑み名を奪う日々。
こう書くとなんだかとんでもない輩のようですが・・

物語の重要人物の少容莉枝(よりえ)さんと夏目の祖母のレイコさんの関係とは

そんなレイコを憧れとほんのちょっとの畏怖を込めて見つめる少女が
この物語の重要人物の少女時代の容莉枝(よりえ)さん。

映画を見終わってパンフレットを見た時になんで
「容莉枝」なんだろう・・?と思いました。珍しい名前。何ででしょう???
何か意味があるのかとパンフを読み込みましたが分かりませんでした。
そんな容莉枝さんですがレイコさんがもんもんぼうを追いかけている時に
ぶつかりカバンに付いてた鈴が外れてしまいます。
レイコさんは鈴を拾ってくれたのですが
容莉枝さんはびっくりして逃げてしまいます。

その事ををずっとずっと気にしながら。後悔を交えながら生きていく事になります。
この時のレイコさんは寂しそうでどこかそれを諦めているような
そんな感じのなんとも言えない表情でした。

と、もんもんぼうの記憶から祖母の面影をまた一つ知った夏目なのでした。

旧友との再開に見ているこちらが心ざわつく

旧友との再開。もんもんぼうに出会った日に友人たちから誘われていた弁論大会で
夏目は小学校の時の友達と再会します。結城大輔君です。
その時はほんの一瞬の出会いでお互いまともに話も出来なかったのですが
後々にこの二人の関係が語られていきます。結構もどかしかったです。でもこれも良かったー!
夏目が小学校の頃から周りの人達に気味悪がられていたと言う事は
夏目友人帳のファンの方なら熟知している事ですが
この結城くんを通して初見の人達にも夏目の幼い頃の境遇がきちんと語られます。
そんな結城君と小学校当時不本意な別れ方をしてしまった夏目。この日の出会いが夏目の心に何かを残します。
そして見ている筆者にも心をザワザワさせる何かを残してくれました。もどかしー。一体彼はなんなんだ?

容莉枝さん家族との出会いと分裂したニャンコ先生。そして物語は加速する

物語の序盤でいくつものエピソードが散りばめられていてやがてそれが結末に収束していく様は見事としか言いようがありませんでした。

本当に最後ちゃんと纏まるの??って見ているこっちが心配になるほど。

塔子さん(夏目の養母?さん)に頼まれたお使いの先で容莉枝さんとの出会いと
その息子さんの椋雄(むくお)さんとの出会い。
その帰り道での大きな妖の目撃。その後に
容莉枝さんと椋雄さんとの再開とその日別行動をしたニャンコ先生の体に付いた
謎の種から育った実を食べて3匹に分裂してしまうニャンコ先生!

いつもの通りほんわかとしてどこか寂しげなこの作品の雰囲気に
気分を良くしていると重要な要素を見逃してしまう
かなり濃密なお話の連続なのです。

3匹のミニニャンコ先生が登場してから物語が少し加速する感じですが
まだまだ伏線要素が登場して最後見事に収束します。そこに感激してしまいました。
そして泣かしてくれました。ずるいよなぁ。あれはずるいよなぁ。
なんて思ってしまいました。

物語の重要なキャラ。大きな力を持ち人に害を為す妖怪とは?本当に悪い妖なのか?

この物語のもう一人(もう一匹?)の重要な妖はいったいどこにいるのでしょう?
ちょっとだけ推理小説のような流れに感じ
もしかしてあの人かなー?なんていろいろ目星を付けながら見てしまいましたが
やっぱりあの人でした。

犯人は本来危険な妖なのですが夏目にはその心優しい振る舞いが
どうしても危険に感じられないのです。こう言うところはいつもの夏目なのです。
妖の能力は人に化け(ただ化けると言う事では無いのですが)人に溶け込む事。
そしてそこから去る時に関わった全ての人からその記憶を奪い去る。
能力と言ってもそれは妖本人にはコントロール出来ないものなのです。
それでもそれは十分人に害をなす能力でしょう。
妖はそんな自分の危険な能力を知り封印していながらも
どうしても側に寄り添ってあげたいと思う人に出会ってしまったのです。

何というか。化けると言うよりも化かすと言う感じ。
ちょっと分かりづらく一所懸命見ないと物語が掴めないかもしれないと感じました。
でもそうしたら何回も見れば良いのです。早くアマゾンで配信してくれないかぁ・・

お馴染みの脇役キャラ達もしっかり活躍してくれます

ニャンコ先生の飲み仲間?中級達、夏目組犬の会(初めて知ったよ)
や見えないものが見える事、その辛さを
しっかり理解してくれている夏目の友人の田沼、
ニャンコ先生大好きの多軌(たき)さん
夏目の相談相手のようなちょっと違うような払い人の名取。
この人は筆者目線ではあんまり良い印象では無いのです。
これらのキャラたちもしっかりと必要なポジションでお話に登場してくるので
アニメをかじった程度の筆者ですがちょっと得意げな気分で映画を見れたのは
とっても良かったと思います。
ただこの田村くんに関しては序盤にもちゃんと登場しているのに
夏目との会話が全然ないのが不思議な感じではありました。

これだからおっさん一人で観に行きたくない!きっと泣けるとわかっていても涙が溢れる泣けるシーン

先程もちょろりと書きましたが
劇場で目頭が相当熱くなってしまいました。
忘れているはずのあの妖の姿を何故か切り絵で作るシーン。
もうめちゃくちゃグッと来ました。
あと夏目があの鈴を見つけるところもグッと来た。
この短いシーンでレイコの優しさと人柄が十分伝わってきます。
そして夏目がもう一度結城くんに会うところも本当によかった。
小さな感動が次から次へと訪れる物語の終盤でした。

見てない人は何のことやらですよね?
是非是非作品を御覧ください。劇場版はもうすぐ終了ですよね。きっと。

物語の最後は美しく祭りの後もそうであれと願うのですが

何故か妖怪モノの作品は夏目友人帳のように
切ないけど私自身のどす黒い精神が浄化されるような作品が多い気がします。
人間ではなく妖怪の素直な行動が
人の目から見るととっても美しく見える事があるのは
一体何なんでしょうね・・・・
そう言えばこれを書いた日は10月30日。
テレビでは渋谷のハロウィンの様子がやっていてゴミだらけの悲惨な光景と大暴れする
あれはきっと妖怪ですらない生きた肉の塊なのだろうと思ってしまったのです・・

来場者特典のフィルムコマデザインしおりはなんだか得した気分なのです

作中で3匹のミニニャンコ先生になってしまい言葉が喋れなくなってしまったニャンコ先生。

ある事をすると喋れるようになりました。それを発見したのは夏目の友人の沼田くんです。

果たしてどうすれば喋れるようになるでしょう?

・・・

・・・

・・・

答えは作品の中で!!

下の公式ツイートに答えがあるかも・・・

・・・

 

という事で劇場版の来場者特典(4週目)のフィルムコマデザインしおりです。

3種類あって筆者はエビフライをもらって目がハートになる

とってもかわいいニャンコ先生をゲットしました。

来場者特典としてフィルムは結構ありますがしおりになっているのは初めてです。

LEDライトで光らせて見ました。ちょっとぼやけてあんまり綺麗になりませんでした。

 

劇場版 夏目友人帳~うつせみに結ぶ~パンフレット

特に派手にはなっていないタイトルロゴですが

ちょっとだけグラデーションが掛かって控えめに劇場版と言う事をアピールしているかのようです。

パンフレットの表紙。何気ない日常のヒトコマと思いきや、ところどころに妖が居ます。もっと沢山入れ込んで欲しかった!

分裂したニャンコ先生は作中では1号2号3号と呼ばれていて

頭の葉っぱの数か目の開き方で見分けが付きます。実は声もそれぞれ違う?!と見事3匹の声をそれぞれの個性をつけて表現した声優の井上さんの談。

パンフに載っていたフィギュアの広告。男前に磨きがかかっています。先生も可愛い。

 

原作者は緑川ゆき先生。原作まんがも読んでみよう

ここまで読んだらきっと原作も読みたくなりますよね!

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